仕事とフリーター

フリーターという言葉は雑誌メディアが作り上げた造語である。このことは、ゆゆしき事態だと思う。
高度経済成長の後 バブル経済を迎えた日本は80年代から90年にかけて地方分散の構図から一気に東京中心の構造に切り替わった。
大企業は東京都に集中化して、本社だけでも都内に置くという会社はごろごろしている。商業も国政もすべてが都内に集約されてしまっているのだ。
この為、日本の中でも東京に次いでいた都市と思われていた大阪を2000年代以降に見てみると所得格差と高層ビルの数、商業施設の数などから考えても東京と大阪の比率はかなりの開きがある。
都内でも下町の工場は存在する。
しかし大手メーカーの工場は地方にある。神奈川・埼玉・千葉など隣接している県には殆ど無い。
このため、都市部ではコンビにはあるけば数件あるような地域が各所に存在している。駅前にいけば大抵なんでも揃う。主要なJRの駅などは駅前にとてもじゃないけど住めない程度にはひとがごったがえしている光景は多々み掛ける。
しかしこれらのサービス業の賃金は大して高くない。
大手飲食の代表とされているはずの マクドナルドでも時間給は900円からだ。高校生だと850円からとい低賃金である。東京都が定める最低賃金は、750円程度なので、法外な値段では無いのだが、飲食店のバイトとして働くと、1日8時間労働が労働法で定められている基本的な時間なので、900円×8時間 日給7200円だ。
労働法に則り週5日勤務だと考えて、1ヶ月22日間労働だとすると、7200円×22日=月収15万8400円。という金額だ。
この金額から、税金、雇用保険料、国民年金、国民健康保険を差し引いたとして28400円引いたとしよう。13万円程度しか残らない。

一人暮らしで 東京都内の1Rアパートが都市部からさして離れていない地域で1ヶ月家賃6万円とすると、7万円しか残らない。
ここから光熱費、通勤費、衣類等の雑費を引いて3万円かかったとしたら残り4万円で食費?
とすると、アルバイトでは到底貯金どころか、まともに転職するることも出来ない間の構造があることは分かっていただけるはずだ。

この国のサービス業はとにかく人件費の賃金が安い。
この賃金水準が地方であればまだ理解できるのだが、東京都内でこの有様だ。

かつて派遣や期間工が、使い捨てと槍玉にあがった時期が2008年か、2009年ごろにありましたが、最低賃金とアルバイトの賃金を比較した場合と、正社員としてまっとうな企業で正社員として、働けている人間とでは生活の水準に天と地の差があるのは誰がみても明らかなことなのだ。
このことから大卒で、新卒で社員になれなかった若者が自殺している人数が増えてきているようですが、どちらにしても、この普通に生活しているだけでは見えない格差こそが日本の将来に暗い影になる気がしてならない。

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